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先日、お店を閉店した方と、お話する機会がありました。

その方は、居酒屋を経営されていたのですが、
不況の煽りをうけたと言っていました。


しばらく話を聞いていたのですが、

他のお店の批判だったり、
スタッフに恵まれなかったこと、
終いには最近の人は料理の味がわかっていない

と、お客様の批判まで言っていました。


そして、

「俺は信念をもって料理を提供していた。
 そのことをわからない奴が多いから困るよ」

などと言っているのです。


私は黙って話を聞いていましたが、心の中では

「この人の経営していたお店は潰れるべくして潰れた」

と思いました。


お店が潰れたのを
お客様せいにするなど論外です。


この方が経営していたお店は
味で負けたのでも宣伝で負けたのでもありません。


商売に対する考え方で最初から負けていたのです。


絶対に信念を曲げない、
と思っている経営者は多くいます。


しかし、

社長の仕事は「商売を成功させること」であって、
信念を貫くことではありません。

信念によって商売を成功させることができないのであれば
信念など捨ててしまったほうがいいのです。


自分の味で勝負などと言っていないで、
お客様が気に入るように変えていかなければ
いけなかったのです。


お客様を呼ぶには、
お客様に好まれることが重要だからです。


・好まれるような味にして
・好まれるような店構えにし
・好まれるような接客をする

これは当然だと考えるべきなのです。


信念を貫いて言い訳をしている間に
成功が遠のいていくことは当然のことなのです。


こってり味が好まれるのであればそのようにしてみる。

さっぱり味が好まれるのであればそのようにしてみる。

お客様をしっかり観察して、
臨機応変にお客様に好まれるように変えていく。

こういったことを何度も繰り返すことが
経営努力というものなのです。

自分をお客様より高いところにおいていては
お客様に好まれるようになりません。

理念や信念に固執していると
世の中の変化にうとくなるので注意が必要です。

逆にそういったものを持たないほうが
プラスの行動を起こしやすくなる場合が多いのです。


もう一度、考えてみてください。

社長の仕事は何でしょうか?


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